2013年5月5日(日)「bjリーグ 2012-2013シーズン プレイオフ ”北日本銀行・株式会社シリウス・スポーツクラブJOY FIT” Presents イースタン・カンファレンス ファーストラウンド 岩手ビッグブルズvs秋田ノーザンハピネッツ」の試合結果をお知らせいたします。
【第二戦】
■試合結果
岩手71-72秋田
1Q 21-14
2Q 20-25
3Q 8-14
4Q 22-19
秋田が終盤の粘りで1勝1敗のタイに持ち込む。
■第1Q 21-14
立ち上がり秋田はゾーンDFを敷くが、岩手はボールをうまく回し、高橋やディクソンが内外角からバランスよく得点。残り6分で9-0とリードを奪う。秋田は高い位置でボールを回し、外角からシュートを狙うが決まらない。それでもブラウンのドライブや富樫の3Pでリズムを取り戻すと残り3分で14-12まで盛り返す。終盤、岩手はディクソンが立て続けにゴールを決めて、7点差とする。
■第2Q 41-39(20-25)
立ち上がり岩手はスニードにボールを集めて、残り8分で26-16とする。秋田はこのQも外角からシュートに苦しむが、要所でブラウンやアンダーソンが得点。残り5分まで31-23と食らいつく。オフィシャルTO後、秋田はブラウンに加えて、アンダーソンや富樫もゴールへ積極的なペネトレイト。徐々に得点を縮めると、終盤には富樫の3Pで41-39と2点差まで迫る。
■第3Q 49-53(8-14)
両チーム、シュートへのチェックが厳しく得点が伸びず重たい展開が続く。岩手は外角からシュートが落ち始め、秋田のゾーンDFを攻めあぐねると、残り5分を切って秋田・ブラウンの3Pで45-46と逆転を許す。岩手は外国籍選手を投入して、インサイドから打開を図ろうとする。しかしスニードが獲得したフリースリー6本を全て外してチャンスを潰す。
■第4Q 71-72(22-19)
接戦の中、後半から両チーム、外角からシュートの入れ合いとなるも、残り1分30秒を切って、岩手はオコーサのポストプレイ、澤岻のフリースローで71-67と4点のリードを再び奪う。しかし粘る秋田はアンダーソンの3Pとポストプレイで残り6秒で71-72と試合をひっくり返して1勝1敗に持ち込んだ。
■全体
前半はインサイドから主導権を握った岩手ペースで進むが、後半はインサイドアタックが成功した秋田ペース。第4Qにはアンダーソンの活躍もあり、逆転勝利を収めた。岩手はリズムの悪くなった第3Qでインサイドの要のスニードを投入するも、攻撃で得たフリースローを全て外すなど大ブレーキ。チーム全体でも39%と接戦を落とす大きな原因となってしまった。
■観客数:2498人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
【第三戦】
■試合結果
岩手24-25秋田
前半9-5
後半7-11
OT 8-9
秋田が延長戦を制して2年連続のカンファレンス ファイナル進出
■第1Q 9-5
岩手はハーフコートでボールをしっかりと回し、月野やディクソンの得点で6-0とペースを握る。秋田は外角のシュートがゴールに嫌われてリードを許すも、終盤、富樫がドライブを決めると、ハリスも3Pを沈めて、4点差まで詰める。
■第2Q 16-16(7-11)
序盤、岩手は秋田のミスから高橋が速攻を沈めて残り4分を切って13-7と再びリードを広げる。しかし秋田もブラウンのカットインやポストプレイと連続得点で粘り、富樫が残り30秒を切って相手のターンオーバーを見逃さず得点を沈める。16-16の同点に追いつく。
■OT1 24-25(8-9)
岩手はペイントエリア内への積極的な攻撃でファウルを獲得。フリースローの確率は悪いもののわずかにリードを奪う。残り30秒を切って、岩手・澤岻がフリースローを沈めて23-20。秋田はタイムアウト明けの残り21秒からブラウンがドライブを決めると、直後に岩手にリードを2点差とされるものの、ラストワンプレイでブラウンが3Pの体勢からファウルを獲得。残り2秒の中、3本のフリースローを全て沈めて逆転勝利を収めた。
■全体
第2戦同様、秋田がシュートに苦しみ、岩手に先行を許す展開。それでもブラウン、富樫の2人で後半に同点に持ち込むとオーバータイムでは終始3点差以内で食らいつく、我慢のバスケット。残り2秒で獲得した3本のフリースローをプレッシャーのかかるなかこの第3戦だけで13得点したブラウンが落ちついて決めて、第2戦の勢いそのままに勝利を飾った。岩手はこの試合でもリードを奪い、リバウンドでも優位に立つなど先手を取ったが、フリースローの成功率が明暗を分けてしまった。
■観客数:2498人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■岩手・桶谷HCコメント
最後ああいった結果になったが、自分たちが勝てるときに細かいミスがあった。プレイオフで勝つためには修正していかないといけないし、ホーム開催だったのに勝ちきれなかったことは来年の岩手の課題。ただ、プレイオフをホームで開催できるくらい成長した。いいゲームはできたと思う。秋田は気持ちがはいってるのがすごく伝わってきた。最後の相手が秋田でよかった。
■秋田・中村HCコメント
長いバスケ人生の中で、こんなに離れても追いついて、離れても追いついてといった経験は初めてだった。ブラウンのハートはすごい。どうにかしたいという気持ちが伝わってきた。スポーツのおもしろさが出た、楽しい試合だった。非常に選手を誇りに思う。感動した。新潟は長谷川も庄司も富樫もゆかりがある。また全力でやるのみ。