2月9日(日)に高岡市竹平記念体育館で開催した「bjリーグ2013-2014シーズン公式戦 岩手ビッグブルズvs富山グラウジーズ」の試合結果をお知らせします。
■試合結果
岩手71-77富山
1Q 20-10
2Q 24-23
3Q 14-20
4Q 13-24
後半に巻き返した富山が雪辱を果たす
■第1Q 10-20
立ち上がり先制した岩手は、パスがよく周り、富山に的を絞らせない。富山は全体的に藤江のガードの選手へのチェックが甘く、フリーの状態で相手にシュートを打たせてしまう。岩手は与那嶺がポマーレに通すなどバリエーション豊富に攻撃を展開していく。富山は終盤にグロスがチャンスを活かせず10点差となる。
■第2Q 33-44(23-24)
岩手の巧妙なゾーンディフェンスによりブラウンや城宝のペネトレイトが効かない。この試合は互いにここまで3Pが一本も入っていないが、中盤に2本連続で富山・城宝が決める。残り時間5分の際、大きな中断が起こったが、試合再開後は両チームとも吹っ切れたかのようにシュートが冴える。城宝に対抗して岩手のランダルは3連続3Pを決め、岩手が11点のリードを得る。
■第3Q 53-58(20-14)
ハーフタイムで集中が途切れたか岩手は気のないターンオーバーを連発する。富山はここまで動けていなかったウィラードが攻撃で躍動し始め徐々に点差を縮めていく。岩手はランダルがフリースローを立て続けに外すなど嫌な流れ。富山は途中交代の水戸がスピードを生かしたスティールなど勢いをもたらし5点差に。
■第4Q 77-71(24-13)
岩手はポマーレをコートへ戻す。富山は城宝を軸に攻勢に出るも、岩手も外国籍選手が奮闘しリードを許さない。しかし、水戸のロングスローからブラウンへのカウンターが決まり、残り2分21秒についに逆転に成功。白熱するシーソーゲームは、終盤に岩手のミスを逃さず突いた富山がファウルゲームもかわして勝利した。
■全体
序盤はボールをシェアしディフェンスでは富山のドライブを封じた岩手がリードしていたが、後半に入ると富山がホームの意地をみせる。インサイドではウィラード、また水戸や城宝らが機動力ある攻撃を展開していき流れを掴んだ。最後はフリースローをしっかり決めた富山が勝利した。
■観客数:1717人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■富山:ボブ・ナッシュHCコメント
昨日と同じ得点(77得点)、違うのはディフェンス、そのおかげで勝てた。ハーフタイム中、「優勝したいのならそれにふさわしいプレイしなければならない、一つ一つのオフェンス、ディフェンスを大事にしなければならない」と伝えた。次は、首位の秋田戦、しっかり準備して秋田に乗り込みたい。
■岩手:桶谷大HCコメント
チームの状態が良くてコツコツやってきたが、それを忘れてしまった。謙虚さのないバスケをしてしまった。それが4クォーターに出てしまい、自分たちのミスから受け身になり流れを持っていかれてしまった。もう一度、真摯に弱いところを追求しなければならない。AWAYで追い上げられても連勝できる力が今後の課題になってくる。富山はさすがだった、よくカムバックしてきたと思う。