2014年5月11日(日)に岩手県営体育館で開催された「bjリーグ2013-2014シーズン プレイオフ カンファレンス セミファイナル 岩手ビッグブルズvs秋田ノーザンハピネッツ」の試合結果をお知らせいたします。
■試合結果
岩手59-82秋田
1Q 16-16
2Q 18-26
3Q 18-20
4Q 7-20
秋田の攻撃力が勝り、連勝で有明へ臨む
■第1Q 16-16
緊迫した立ち上がり、岩手は高橋を起点に攻める中、秋田の隙を突いて速攻を決める。秋田は富樫、ロビーらがチャンスを得ようと攻めるも岩手のディフェンスに中まで切り込めず、ロースコアの展開に。小野寺の好ディフェンスでオフェンスチャージを得るなど勢いはホームの岩手に。終盤に外角を決めた秋田が同点として第1Qを終える。
■第2Q 34-42(18-26)
富樫が積極的にドライブで崩していきチャンスを演出していく。岩手はリバウンドを確実に奪って秋田の攻撃のチャンスを潰すも、攻撃では秋田のディフェンスに苦労する。ポマーレのダンクなどで中盤に連続得点に成功して4点リード。しかし、終盤、富樫の得点をきっかけに秋田が猛攻を仕掛けると、リバウンドから巧みなパスワークで8点差で終える。
■第3Q 52-62(18-20)
秋田が攻撃的に仕掛ける中、ディフェンスも活気づき、岩手の攻撃を阻む。残り7分25秒にボイキンの3Pが決まって14点差。岩手はタイムアウト後、しっかりと得点すると決死のディフェンスで24秒オーバータイムを勝ち取り流れを引き戻し、7点差に戻して今度は秋田がタイムアウト。その後はどちらも譲らずにいるも、終盤に走った秋田が9点差に。
■第4Q 59-82(7-20)
序盤から秋田が富樫の3Pを始め、中ではマクファーランドが身長を生かした攻撃で15点差をつける。岩手はインサイドの要であるポマーレが残り6分40秒に退場してしまう。ペッパーズを入れて外角から狙うも焦りからかミスが多く攻撃の機会を逸してしまう。秋田はリバウンドを抑え、富樫がキレのあるドライブで自ら得点を決めるなど、主導権を渡すことなく勝利した。
■全体
立ち上がりからどちらも譲らずに拮抗した展開となる。第2Qの終盤から富樫のドライブを皮切りにスピーディーな攻撃を仕掛ける秋田が一歩リード。後半出出しで再び秋田が猛攻を仕掛けると、岩手もディフェンスから流れを引き寄せて対抗。しかし、第4Q序盤でゴール下の要であるポマーレが退場してしまうと、中、外のバランスが崩れ、そのまま秋田に主導権を握られてしまった。秋田が連勝を果たし、初の有明進出を決めた。
■観客数:2676人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■岩手・桶谷HCコメント
完敗です。レギュラーシーズン40勝したチーム同士で、うちはホームアドバンテージがあったが連敗してしまった。自分たちの積み上げてきたものを見せたかったがそれを出し切れなかった。弱さとは言わないが足りなさだった。自分たちよりも秋田の方がいいチームで、いいバスケをした結果。有明に行くチームに値していたということ。東地区の代表として頑張ってほしい。
■秋田・中村HCコメント
秋田は一体感があり世界一のブースターだ。今日勝てたのは3割はそのおかげ。初めてブースターに胸を張れる試合だった。今日の富樫が彼のすべて。身震いするような活躍だったし、岩手戦でいつも活躍できていなかった田口も活躍してくれた。3年目にして初めての有明なのでここからが勝負。ケガ人もいるのでそこはしっかり対応していきたい。