12月7日(日)にさいたま市記念総合体育館で開催された「ターキッシュ エアラインズ bjリーグ2014-2015シーズン公式戦 岩手ビッグブルズvs埼玉ブロンコス」の試合結果をお知らせします。
■試合結果
岩手85-71埼玉
1Q 23-18
2Q 18-14
3Q 14-22
4Q 30-17
岩手、連勝記録を18に更新
■第1Q 18-23
両チーム落ち着いたゲーム運びでスタートする。埼玉は多少のファウルをも辞せないディフェンスで岩手のインサイドを気迫で抑える。佐々木、永田を中心にアグレッシブにカットインを仕掛け、埼玉は得点を重ねる。しかし中盤以降はエンジンのかかったランダルを止められず、岩手に5点のリードを許す。
■第2Q 32-41(14-18)
岩手は第1Qに簡単にインサイドに侵入を許したディフェンスを修正。すると埼玉にシュートミスが増え始め、ディフェンスリバウンドを皮切りに確実に得点を重ね、ペースを握る。埼玉は約4分間得点できない。永田のスティールからジョンソンのダンクでこのQ最初の得点をあげるも序盤についた12点差が大きくのしかかった展開となる。
■第3Q 54-55(22-14)
後半に入り埼玉のディフェンスが息を吹き返す。呼応するように徐々にリズムを取り戻し、ジョンソンを中心にボールも人も動くオフェンスを展開。岩手もランダルとアーノルドを中心にインサイドでの主導権は渡さない。終盤、永田の3Pで5点差、佐々木の個人技で3点差とし、完全に流れは埼玉に傾く。さらにジョンソンのブザービートでついには1点差まで詰め寄る。
■第4Q 71-85(17-30)
開始直後に岩手が連勝中の勢いと底力を見せる。アーノルドの3Pから一気に10得点をあげ、埼玉の逆転ムードを断ち切る。タイムアウト後、埼玉はオフェンスを改善し個々が早い時間から積極的に仕掛け、シーソーゲームになる。しかし残り2分過ぎ、仲西のアシストからブラックレッジが得点。この試合最大の15点差としたところで大方勝負は決し、岩手が逃げ切った。
■全体
埼玉はインサイドとシュート際を厳しくいくディフェンスが機能したが、オフェンスにリズムの波が大きく、なかなか勢いに乗れなかった。岩手は慌てず、時間をかけてオフェンスを展開。徐々に点差を離し、主導権を引き寄せる。第3Qは埼玉の怒涛の追い上げを受けるが、第4Qでしっかりと修正し、勝利を手にした。
<<ヘッドコーチコメント>>
■埼玉ブロンコス HC: 下地 一明
よくやってくれた。特に日本人選手が頑張ってくれた。今日は桝本に流れは来なかったが、来ていたらビックリするような試合になったと思う。珍しく空回りしてしまったようでここは計算外。岩手相手にここまでできるのならなぜ昨日やらないのか。ただ、ターンオーバーは多かった。
■岩手ビッグブルズ HC: 桶谷 大
昨日よりだいぶボールを回せたしシュートも打てたがしっかり決めきれなかった。インサイドに絞り、インサイドアウトでやったがこれだけ入らないと点差は開かない。その中でもオフェンスリバウンドや後半にアシストが15に増え、内容としては点差の開いた昨日よりもやるべきバスケットボールはできたと思う。
■観客数:702人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント