2月22日(日)に岩手県営体育館で開催された「オガールプラザPresents ターキッシュ エアラインズ bjリーグ2014-2015シーズン公式戦 岩手ビッグブルズvs仙台89ERS」の試合結果をお知らせいたします。
■試合結果
岩手89-83仙台
1Q 13-23
2Q 18-17
3Q 27-14
4Q 21-25
OT1 10-4
延長までもつれる好ゲーム、岩手が制す
■第1Q 13-23
序盤から完全に仙台がペースを掴んだ。オフェンスではデービスとジョンソンが牽引、次々とシュートを決める。ディフェンスは全員が高い集中力を発揮し、岩手の選手にぴったりとつき仕事をさせない徹底ぶりを見せる。仙台が10点差をつけ完全にペースを握った。
■第2Q 31-40(18-17)
岩手がゾーンディフェンスに変えると拮抗した展開に移行する。お互いインサイドで激しい攻防の中、終始佐藤と志村の3P、アシストがアクセントとなり点差は変わらない。仙台の勢いは緩んだが、点差はほとんど変わらず後半戦へ。
■第3Q 58-54(27-14)
岩手が盛り返す。序盤から3Pを積極的に打ち、じわじわと詰め寄っていく。オフェンス時は小野寺と月野のボールタッチ数が増え、岩手のボールがスムーズに回りだし、フリーでシュートを打てる場面が目立つ。スコアは岩手が逆転したが、流れはイーブンのまま。
■第4Q 79-79(21-25)
一進一退の攻防が続く。残り1分を切るまで岩手に5点のリードがあったが、仙台はまたホワイトのブロックが飛び出すなど鉄壁の守備からじわじわ詰め寄る。仙台は終盤の痺れるフリースローをジョンソン、和田ともに2本全て決め、再び逆転する。しかし、岩手も諦めず残り12秒でアーノルドが3Pを決め、土壇場で同点となる。
■OT1 89-83(10-4)
最後勝敗を分けたのはリバウンドの差だった。岩手はリバウンドから2Pを重ね、リードを奪う。離された仙台は終盤3Pを狙うも、決めきれず。わずかな差を岩手が制した。
■全体
仙台は第1Qから選手一人ひとりから気迫が伝わるディフェンスを展開。ほとんど岩手にバスケットをさせなかった。しかし岩手も素早く修正。勝負の分かれ目はオフェンスリバウンド数。倍近くのオフェンスリバウンドを取った岩手がインサイドを辛くも制した印象。攻守目まぐるしい好ゲームだった。
<<ヘッドコーチコメント>>
■岩手ビッグブルズ HC: 桶谷 大
出だしのディフェンスがソフトになってしまって、ハッスルしようとしていたが後手になっていた。後半に入ってスティール1だったのが10に増えて、相手に自分たちのバスケットを仕掛けることができた。本来であれば9点差あった時に押し切る強さが必要だが、今シーズンは延長や接戦で勝つことができていなかったので今日みたいな勝ち方はチームの結束力になる勝ち方だった。
■仙台89ERS HC: 河内 修斗
我慢強く戦ったが最後力尽きてしまった。岩手とはまだプレイオフで戦うチャンスがあるので、それまでハードワークしていきたい。今日の試合では自分たちにはカムバックできる強さがあって、立て直せる自信がついた試合だった。
■観客数:2,037人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
<<Today's BULLS>>