2月8日(日)に奥州市総合体育館(Zアリーナ)で開催された「イオンスーパーセンター・髙惣建設Presents ターキッシュ エアラインズ bjリーグ2014-2015シーズン公式戦 岩手ビッグブルズvs秋田ノーザンハピネッツ」の試合結果をお知らせいたします。
■試合結果
岩手69-68秋田
1Q 16-18
2Q 24-12
3Q 16-24
4Q 13-14
東北上位対決、岩手が接戦を制す
■第1Q 16-18
両チーム探り合いつつも攻守の切り替えの速い、緊張感のあるスタートを切る。岩手は小野寺と仲西、秋田は竹野と田口が自チームをしっかりとコントロールし、大きなミスを犯さない。中盤岩手が小野寺の3Pでリードするが、終盤スティーブンスとブライアントがリバウンドを制し始め、僅かに秋田がリードして終える。しかし、展開は五分五分。
■第2Q 40-30(24-12)
岩手がギアを入れ替え一気にペースを掴んだ。圧巻だったのは60秒タイムアウト後の中盤、ランダルとアーノルド、ブラックレッジが12点を荒稼ぎ、リードを9点差まで広げる。インサイドへの積極的な仕掛けが目立った岩手に対し、後半田口の3Pで一矢報いるが、すぐさまランダルが3Pを返すなど、第2Qは岩手が掌握しきった。
■第3Q 56-54(16-24)
秋田は積極的にボールを奪いに行くディフェンスに修正。すると竹野、大塚が立て続けにスティールに成功、点差を4点まで詰める。その後はブラックレッジが2P、リバウンドと気を吐くが、秋田は田口やボイキンの3Pで徐々に迫る。残り1分を切り、スティーブンスのフリースローでついに逆転するが、アーノルド意地の3Pで再びリードを奪い返し、第3Qを終える。
■第4Q 69-68(13-14)
秋田は一気に逆転をしたい展開だったが、なかなかスコアを動かせない。ブラックレッジの3P.が決まれば、田口も3Pを返す。月野が要所にアシスト、リバウンドを決め岩手の最後の踏ん張りを盛り立てる。結局秋田は第4Qで一度もリードを奪えず、アーノルドの3Pが決勝点。岩手は最後までタイムアウトで意思統一を図り、ゲームをコントロールしきって逃げ切った。
■全体
点数は接戦だったが、第3Q以外は岩手がしっかりと主導権を握れていたゲームだった。お互いフリースローの決定率が上がらず、乗り切れない序盤。岩手は出場した全員が得点をあげるシュート意識の高さが最後の1点差につながった印象。両チーム攻守の切り替えが早く、ひとつレベルの高い、引き締まった好ゲームだった。
<<ヘッドコーチコメント>>
■岩手ビッグブルズ HC: 桶谷 大
日本人選手が昨日よりステップアップして、ディフェンスをハードにやれていた。80点以内、70点台におさえる目標でやっていて、全4Qの内3Qは達成できた。第3Qは自分たちがターンオーバーを7つやって自滅していた。強いチームにはすぐ流れを持って行かれるので、第3Qの試合の入り、流れについては練習からもう一度やっていかなければならない。今節は自分たちが変われるきっかけになる試合だったと思う。
■秋田ノーザンハピネッツ HC: 長谷川 誠
立ち上がりから岩手のディフェンスがよく、自分たちのオフェンスがいいリズムでできなかった。後半修正できたかなと思ったが、大事なときにシュートを落としていた。フリースローが50%じゃ勝ち目はない。自分たちにとっていい課題が見つかったのでこれから修正していく。
■観客数:2,292人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
<<Today's BULLS>>