2015年12月20日(日)に花巻市総合体育館アネックスで開催された「トヨタカローラ南岩手Presents50周年メモリアルゲーム TKbjリーグ2015-2016シーズン公式戦 岩手ビッグブルズvs島根スサノオマジック」の試合結果をお知らせいたします。
■試合結果
岩手69-65島根
1Q 13-9
2Q 13-24
3Q 12-21
4Q 31-11
第4Q終盤の藤江の大活躍で岩手が劇的勝利
■第1Q 13-9
立ち上がりはお互い決めきれずにロースコアの展開となるが、開始から2分過ぎてから得点が動き出す。島根は岩手のゾーンDFを崩せず、ミスが目立つ。選手を入れ替えると、横尾の3Pが決まって点差を詰めはじめる。4点差で第1Qを終える。
■第2Q 26-33(13-24)
岩手が前線からプレッシャーをかけていく。島根はランダルが個人技でペイントエリアに侵入すると、インサイドではマーシャルがサイズを生かしたプレイで逆転。ハリスの個人技で食らい付いていく岩手だが、終盤に守備からすばやく攻める島根が再び点差を離して後半に。
■第3Q 38-54(12-21)
ランダルのドライブに外から山本、中からマーシャルと巧みな展開で岩手の守備を翻弄する島根。岩手はハリスとクウソーが踏ん張るも点差は二桁に。リバウンドに積極的に絡みチャンスを得るも決めきれず。アグレッシブにプレッシャーをかける島根がボールを奪って速攻につなげると、終了間際にクルーズが押し込み16点差。
■第4Q 69-65(31-11)
早く追いつきたい岩手はサンダースが攻守で活躍すると、藤江の鋭いドライブで加点。一方の島根は安部が2本の3Pに積極的な守備で点差を再び戻す。4分を切ってから岩手のプレッシャーが効き始めると、藤江が3Pを含む連続得点で2分足らずで11点稼いで5点差。さらにサンダース、藤江の連続3Pで逆転に成功すると、その後も守備でチャンスをつかんだ岩手が劇的な勝利を挙げた。
■全体
開始からなかなか得点を奪えずロースコアの展開の中、ランダルのドライブとマーシャルのインサイドと巧みな展開で崩すと、守備でも岩手のミスを誘って試合を優位に進めた。しかし、第4Qで4分を切ってから藤江が1人で荒稼ぎすると、その勢いのままチーム全体が後押しし、見事劇的勝利を遂げた。
■観客数:1540人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■岩手・勝久ジェフリーHCコメント
昨日の悔しい敗戦からしっかり自分達を見つめ直して戦うことができた。試合の途中で相手に持っていかれる場面があったが、選手が強く気持ちを持ち続け集中した結果、勝利につながった。やることをやろう、諦めずに続けようということを大事にした。今日はベンチメンバーの#68永田のスタッツにあらわれないプレイが非常によかったし、そのおかげでチームの流れがよくなった。個人的には今回の兄弟対決は、あらためて島根はいいチームだし、そのチームを指揮しているコーチを尊敬している。次あたるとしたらファイナルなので、もう一度対戦したい。
■島根・勝久マイケルHCコメント
ターンオーバーが26個とすごくDF面で悪いプレイをしてしまった。同時に岩手の藤江選手がものすごくビッグショットを決める力を見せ付けられ、ただそれでも勝つチャンスはあったが、自分たちの課題である攻守にわたる遂行力が足りなく、まだまだ成長しなければいけないと感じた。兄弟対決に関しては、終わってほっとしている。これからも岩手のことは応援している。
《Today's BULLS》