2016年5月7日(土)に富山市総合体育館で開催された「TKbjリーグ2015-2016シーズン プレイオフカンファレンスセミファイナル 岩手ビッグブルズvs富山グラウジーズ」の試合結果をお知らせいたします。
■試合結果
岩手61-70富山
1Q 19-12
2Q 23-24
3Q 16-14
4Q 3-20
第4Qで爆発力を見せた富山が岩手に大逆転勝利!
■第1Q 12-19
開始早々に富山の城宝のシュートが入るものの、それ以降は両チームとも堅い守備に阻まれシュートに精度を欠く。このままロースコアの展開になるかと思いきや、残り3分を切ったところで岩手・石川のこの試合初めての3Pが決まり、さらに岩手は小野寺のスティールなどで点差を広げ、一時は10点以上の差をつける。しかし富山も終了間際に点差を詰め、第1Qを終える。
■第2Q 36-42 (24-23)
思わぬ点差をつけられた富山はインサイドで岩手のファウルトラブルを誘う作戦をとり、ここから両チーム打ち合いの展開に。富山はクルーズが強引な突破を見せるもシュートが決まらない。対する岩手は小野寺の3P、クウソーのダンクで少ないチャンスを確実に決め、点差をキープする。
■第3Q 50-58 (14-16)
第3Q開始早々に富山は城宝と水戸の3Pで2点差まで詰めるが、岩手も石川、藤江の連続シュートで突き放す。岩手はその後、小野寺の連続3Pで点差を10点に広げるも後が続かず、富山はリバウンドから反撃を試みるも精度を欠き、両チームともに得点が伸びず第3Qを終える。
■第4Q 70-61 (20-3)
富山はクルーズのブロック、ダンクなどで残り5分30秒時点で1点差まで詰め寄る。対する岩手はサンダースがリバウンドをもぎ取り孤軍奮闘するも、完全にゲームの流れを引き寄せた富山は焦る岩手からファウルを誘い、フリースローで一気に逆転し、岩手の追撃を許さないまま大逆転勝利を収めた。
■全体
富山はこの試合を通してクルーズの突破力を有効活用し、岩手守備陣から27本ものフリースローを荒稼ぎしたことが勝利の要因となった。しかし、ゲームメイクからスティールを取られる場面も多く、相手に多くのチャンスを与えていたことは課題になる。対する岩手はファウルトラブルに悩まされるゲームとなってしまった。さらに、第4Qは3点しか決められなかったことから、ゲーム終盤の決定力も課題となった。
■観客数:2689人
■戦評協力:株式会社マーススポーツエージェント
■ナッシュヘッドコーチ(富山)コメント
岩手は出だし、素晴らしいゲームプランで来ました。フィジカルにディフェンスをされました。第4Q、岩手に疲れが見え、最後勝利をすることができ、非常に大きな勝利だと思います。クルーズ選手は終始、インサイドでアタックしてくれました。ヴァイニー選手は第4Q、攻守で、素晴らしいプレーをしてくれました。水戸選手、田中健介選手は高確率でシュートを決め、判断が素晴らしかったです。明日もタフな闘いになると思いますが、あと一つで有明です。明日もしっかり闘いたいです。
■勝久ヘッドコーチ(岩手)コメント
第1Qから第3Qまでは、5人でまとまってプレーすることができましたが、第4Qは5人でのバスケットボールができませんでした。ターンオーバーも第4Qだけで9本です。それまでよかったディフェンスもターンオーバーのあとに、トランジションで攻められて、後手になりました。悪い流れになり、立て直そうとしましたが、5人で立て直すことができませんでした。この負けをしっかり受け止めて、明日、2つ勝てるようにチームとして、修正したいです。